「酒蔵」で地域を再生したい――元・野村證券マンが北海道の過疎のまちで挑んだ地方創生物語。『北の酒蔵よ よみがえれ!』
北海道・上川町に注目の酒蔵がある。上川大雪酒造だ。
2017年、元・野村証券マンが三重県の酒蔵を移転させ、事実上の新規酒蔵を作る。
”常識やぶり”だと業界は騒然となったが、北海道産酒米を100%使用する酒はクリアで飲みやすく評判を呼んだ。
そこには上川町民の協力があり、さらに地元の教育機関と連携し、久しく酒蔵の絶えたまちに次々と酒蔵を作った。
酒蔵を軸に農業、教育、産業に再生をもらたらす奇跡のストーリー。
目次
●上川編「希望の酒蔵」
一.過疎化の波にさらされて
二.地方から国を動かす
三. 「地方創生蔵」をめざして
四. 生まれ変わるまち
●上川大雪の酒造り
●帯広編「大学の酒蔵」
●北海道産酒米の秘密
●函館編「都市を変える酒蔵」
垂見和磨 (著)
出版社 世界文化社
四六判 256ページ